デンタルケアと予防
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ワンちゃんの歯周病とそのリスクについて、ご存じですか?

「ワンちゃんも歯周病にかかるの?」と驚かれる方もいるかもしれませんが、ワンちゃんも人間と同じように、稀に虫歯になったり、歯周病になったりするのです。

歯周病とは、歯垢や歯石の中に潜んでいる細菌によって引き起こされる病気です。歯石は細菌の塊で、『1gの歯垢の中には1億個以上の細菌が存在する』とまで いわれています。歯周病にかかると、歯のまわりにある組織が炎症を起こし、歯を支えている歯茎や顎の骨が細菌に侵されていくのです。

歯周病は、自然に治るものではありません。何もせずに放置しておくと悪化の一途をたどり、口の中や皮膚に穴が開き、膿が出てきてしまうことも…。

また、『歯周病菌が腎臓疾患を起こすこと』『重い歯周病を持っていると、内臓までだめになる可能性があること』など、歯周病と全身疾患の関連性も指摘されています。

歯周病は、ワンちゃんにとって身近で、命に関わる危険性を持ったリスクの高い病気なのです。

歯石はどのワンちゃんにもつきます。ただし、小型犬やマズルが細い(もしくは小さい)犬種、歯並びがアンダーショットである犬種は、より歯石がつきやすいといわれています。特に注意が必要な犬種は下記の通りです。

  • ■ トイ・プードル
  • ■ ヨークシャー・テリア
  • ■ ポメラニアン
  • ■ チワワ
  • ■ パピヨン
  • ■ マルチーズ
  • ■ ダックスフンド
  • ■ 短頭種 など
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お口のチェック

まずは、ワンちゃんのお口の中をチェック!
「歯の色」や「歯茎の色」を定期的に確認しましょう。

ワンちゃんの健やかな生活を脅かす歯周病ですが、毎日のデンタルケアや定期的な歯石除去ケアなどで十分に予防することができます。

まずは、ワンちゃんのお口を開けて、歯や歯茎の色を確認してください。特に、上顎の奥歯や犬歯には歯垢・歯石がつきやすいので、念入りにチェックしましょう。

歯垢・歯石のない状態

歯垢・歯石のない状態

本来、犬の歯は真っ白で、歯肉もピンク色です
(色素の影響で、歯肉が黒っぽい犬もいます)。

 

歯垢・歯石がある状態

歯垢・歯石のない状態
歯垢・歯石がついていると、歯の表面は黄色~茶色っぽい色に。歯肉が赤く腫れている場合、炎症を起こしている可能性があります。

犬歯と奥歯の重要性について

ワンちゃんの犬歯や大きな奥歯は、アゴを支えている重要な歯です。
これらがなくなると、少しの衝撃でアゴが折れてしまったり、歯が抜けてしまったりとアゴが不安定になってしまいます。また、犬歯が抜けると舌が出て、犬相まで変わってしまうケースも少なくありません。
歯周炎が進行して歯が動揺している場合は、抜歯をした方がいい場合があります。
ただし、犬歯や大きな奥歯はできる限り残しておきたい大切な歯です。犬歯や奥歯については、特に注意してお手入れしてあげてください。

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歯周病のサイン

ワンちゃんが「歯周病のサイン」を出していることも…。
普段の行動・仕草から、異変に気づいてあげてください。

「何か変だ…」と感じていても、ワンちゃんは私たちに言葉で異変を伝えることはできません。大切なのは、普段の行動や仕草から異変に気づいてあげること。下記のチェックリストをもとに、ワンちゃんの様子を観察してみてください。

犬歯と奥歯重要性について

  • 口臭がひどい
  • 口のまわりが汚れている
  • 前足で口のまわりをいじっている
  • 頭をよくふる
  • 口を触られるのを嫌がる
  • 食欲はありそうなのに、食べようとしない
  • 固いものを食べようとしない
  • 食事中に、ご飯をよくこぼす
  • よだれが多い
  • 床や地面に口をこすりつける

これらの項目に該当する場合、歯周病の可能性があります。
ただし、歯が折れている場合、口の中にできものがある場合などにも上記と似た行動や仕草をすることがありますので、詳しくは動物病院で獣医師による診察を受けてください。

※Puppy's Whiteは病院ではないため、抜本的な歯周病の治療はできません。カウンセリングや施術前のお口のチェックで歯周病が進んでおり、獣医師による診察・治療が必要だと判断した場合、動物病院での受診をご案内しております。ワンちゃんの異変に気づいたら、お早めにご連絡ください。

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ご家庭でのデンタルケア

現在、掲載準備をしております。今しばらくお待ちください。

デンタルケアのポイント

苦手なワンちゃんには、ごほうびをあげましょう!

お口や歯を触られるのを嫌がるワンちゃんには、我慢したごほうびとしてオヤツなどをあげるといいでしょう。

大切なのは、ワンちゃんに「お手入れするといいことがある」と思わせること。無理をせずに少しずつ慣れさせていきましょう。

 

飼い主自身も、デンタルケアを楽しみましょう!

飼い主様がいやいやお手入れをしていると、その気持ちがワンちゃんにも伝わります。普段の触れ合いと同じ感覚で、ワンちゃんのデンタルケアを楽しみましょう。ただし、「毎日やらなければ…」などと思っていると、デンタルケアが飼い主様のストレスになることもあります。

そうした場合は「何かのついでに行う」くらいの気持ちで、気軽にお手入れしてあげてください。

なお、歯についた歯石は、通常のデンタルケアで取り除くことはできません。
Puppy′s Whiteでは、6ヶ月~1年に1度の歯石除去ケアをおすすめしております。
もちろん、「忙しくて、あまり家ではケアできない…」という飼い主様は、1ヶ月~3ヶ月に1度でも結構です。
2歳を過ぎた頃を目安に、歯石除去ケアを定期的に受けることをおすすめします(※)。

(※)永久歯がすべて生え揃っていれば、2歳未満でも施術可能です。お気軽にご相談ください。

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